先週の、甥っ子とのバス釣行で、実はハプニングがあった
ボート釣り中、根掛かりしたので、ロッドを持って回収に行ったとき、テンションを掛けたまま近づきすぎて、ヤバい角度にしてしまったと思った瞬間
「バキン!」と、鈍いようで高い強めの音がした。
1ピースロッドが、2ピースロッドになった瞬間である
ロッドは、
tail walkの
TRINIS TWS601L
10年ぐらい前の竿になるが、
富山に大型釣具店が満を持してオープンした時、すでに型落ちとなりつつあった、この竿が安く売っていたので、ライトだけど、張りがあり感度が良く、キャスト安定感のありそうと、手に取って軽く振った瞬間思ったので即買いした。
それから5年くらい使ったので、安いしこのまま部品取り用にしようかとも思ったが、最近バス用のスピニングにあまり興味が無く買い替える気が無いのと、甥っ子らや、釣り素人に釣りを教えるにはちょうど良いこの竿だったと言うことで、何とか復旧させようとも思っていた。
普通に、修理に出したら1万円は超え、多分新品か程度の良い中古を買った方が良いので、これは無し。
ならば、自分で直せないかとネットで調べたら、みんな意外と簡単に安価で直していたので、私もノリでやってみた♪
ここからは作業工程の説明。
とりあえず、折れた状況を確認。
パットエンドガイド(一番下のガイド)~その上のガイド(5番ガイド)の間だった。
チューブラロッドの補修には、中の空洞の部分に、カーボンソリッド(印篭芯、インロー芯)を埋め込み、それを接着して直すとのこと。
なので、まずは折れた部分の内径をノギスで測ってみた。
4.2mm
なので、4.2mmか、ちょい上の印篭芯を買って、削りながら微調して入れようと思い、まずはネットでの販売を確認。
R〇kutenには無く、別の釣具屋で数百円と激安で通販しているっぽかったが、時間がかかるのと、送料も気になったので、パスして、大型釣具店に行ってみた。
すると、補修用の印篭芯は無かったが、ロッド自作用のコーナーにカーボンソリッド穂先は売っていて、ちょうど4.2mm~穂先にかけて0.9mmのモノがあった。
2,620円ほどとちょっと高かったが、
「修理しよう」と気持ちの乗っている内にやってしまおうと買った♪
買ってきて、一番太い部分の直径を測ると、一応4.2mmだったが、ノギスをちょっとだけ押し込むと4.1mmになるので、4.2mmのマイナス公差になっている模様・・・
現に、ロッド内に挿入してみると抵抗なく入ってしまった。
でも、隙間はμmオーダー内だし、隙間の分接着代があり強度は増すのではとプラスに捉え、気にせず作業に入った。
まず、折れた部分の断面や、ややクラック入り気味の部分をペーパーやすりで削り落とす作業。
目標とする部分まで、マスキングテープを巻いた。
運よく折れかたが良かったのか、断面が複雑じゃなかったので削る量は少なく済んだ♪
(折れた時点で運良くないか)
最初は粗目のペーパーやすりで一気に削り、最後は細かめのペーパーやすりで面を出す。
綺麗に面が出来た♪
続いて、中に入れ芯となるカーボンソリッドを切り落とす。
今回は、上下4cmずつ補強代を持とうと、8cmを金ノコでカット!
それを、100均の2液タイプのエポキシボンドで接着に入ります。
接着剤を塗布して、上側に4cm差し込んで、下側にも差し込みドッキング!
一見、どこが繋ぎ目か分からないほど、うまく接合できた♪
ここで完了でも良いかなと思ったが、繋ぎ目では、確認できないわずかなクラックがきっかけで、割れてくるとも聞いたので、格好は悪いが、パフォーマンス重視で、繋ぎ目前後2cm、計4cmに渡りスレッドを一巻きしてみた。
あまり重要視していなかったので、さっさと巻いたらちょっと隙間ありの部分も出来てしまった・・・
でも気にせずに今度はスレッド部のコーティング作業。
本来は、2液のエポキシボンドを使い、コーティングと言うか補強するのだが、調べると100均程度の安い2液ボンドでは曲げるとクラックが入ると言うことで、また釣具屋に行って、補修用のエポキシボンドを観に行った
しかし、1,500円以上する物ばかりで、ちょっと引いてしまい、迷ったら、ウレタンコートが780円ほどであったので、薄くはなるが重ねればなんとかなるし、これからも
ルアーなどでの簡単なコーティングで使えそうと買ってみた♪
これをスレッドの上に塗り込んだ。
1回では薄すぎだったので、乾き切らないうちにもう一度塗り、3時間以上置いて乾いてから、重ね塗りの密着度を上げるために、軽くやすり掛けしてからもう一度上塗りした。
それなりの厚みになったので、マスキングテープを外しテープとの境目でバリっぽくなった部分や、ちょっとした凸部をカッター&やすりで削り、仕上げた♪
最後は、ロッドにテンションを掛けてみてテスト!
問題なさそうだったので、すぐに試してみたく、翌日これを持って釣りに行き、実釣テストをしてみた♪
とりあえず、35cmほどのバスを掛けましたが、問題なさそうでした
この復活釣行は、他にも楽しかったので、後日記事にします
初ではないが、ほぼ初のちゃんとしたロッド修理。
費用は、4,000円ちょっとと、業者に頼むより安くできました。
その他、印篭芯などを安価で手に入れたり、ボンド、コーティング剤などを元々持っておれば、1,000円もかからずにできるかもしれません
意外と簡単にできたので、余ったカーボンソリッドを使用し、穂先の折れたロッドの復旧に挑もうとも思ってます
正直、労務費を足すと、修理に出したのと変わらないか、似たようなロッドを買った方が安くついたかもしれないですが、勉強代としては安すぎるくらいでしたとさ
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